
① よだれがでる
② 痛がる
③ 口を閉じない
④ 出血がある
⑤ 前肢でひっかく
考えられる疾病として
口内炎 ① ② ④
異物 ① ② ③ ④ ⑤
腫瘍 ① ③ ④
外傷 ① ② ③ ④
歯牙疾患 ① ② ③ ④ ⑤
口と歯の疾患
犬はもはや獲物を捕まえて殺して食べるといった行動が必要でなくなった
ために、家庭で飼育されている犬が、4歳齢までに70%以上が歯肉の疾患
に侵されてしまっています。
口腔内の疾患の初期症状としてとしては口臭
が認められます。これは、歯の間に詰まった食べ物のカスに細菌が繁殖して認められる
臭いです。
また、このために歯肉に感染が起こって臭くなります。
プードルやヨークシャーのような小型の犬では、歯がぎっしり詰まっていますから
、レトリバーのように大型犬に比べて、歯肉疾患になりやすい傾向があります。
ボクサーやブルテリアのような種類では、増殖性の歯肉形成(歯肉が余分に増殖してくる)が
見られ、オーバーショット(上顎前出)やアンダーショット(下顎前出)
の犬では歯肉疾患の傾向が高いといわれています。
歯肉疾患の治療を怠ると虫歯になります。
また。骨や石をかじって歯が欠けると、歯の損傷から感染症を引き起こす結果になります。
初期の治療を怠れば、結局は抜歯以外にないということになります。
歯の点検
少なくとも一年に一回は病院で歯や歯肉の検査をしてもらうことです